パーソルグループにおける未来の事業の探索や創造を担う「R&D Function Unit」(以下、R&D FU)。その中核会社であるパーソルデジタルベンチャーズ(以下、PDGV)で活躍する社員のインタビューを公開しています。
今回登場するのは、リスクマネジメント統括部長のY.Kです。

PDGVでのリスクマネジメントは、一般的な企業でのイメージと異なり、会社や事業推進に対する「ブレーキ」役に徹していない。むしろ、最高速度で走り抜けるための「高性能なアクセル」であろうとしている。
イノベーションを加速する“基盤づくり”に欠かせない当社のガバナンス戦略と、求める人物像を語ります。
<Profile>
リスクマネジメント統括部 統括部長 Y.K
金融系システムエンジニアとしてキャリアをスタートし、証券会社や銀行、金融持株会社にて、IT戦略・経営企画・新規事業・リスクマネジメントなど多岐にわたる業務を歴任。高い規律が求められる金融業界で、実効性のあるガバナンスのあり方を体得する。2023年5月、パーソルグループへ参画し、パーソルデジタルベンチャーズの設立に参画。現在はリスクマネジメント統括部長として、コーポレートガバナンス・リスクマネジメント・法務/コンプライアンス・ITセキュリティ等を管掌。「ルールベースではなくリスクベース」を信条に、イノベーションを加速させる“攻め”のガバナンス基盤構築をリードする。
「ヒト・モノ・カネ・情報」。自分に足りない経験は“ヒト”だった
パーソルグループへの転職を決めたのは、会社の4大経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち、唯一“ヒト”に関する経験が抜けていたから。
人と組織の課題解決に取り組むパーソルであれば、ヒトに関する経験を自身の知識・スキルとして高めていける。そして、「ヒト・モノ・カネ・情報」の全ての経験がそろうことで経営に一石を投じることができるのではないかと考えました。
入社後にまず携わったのが、「パーソルデジタルベンチャーズ」の設立。パーソルデジタルベンチャーズは、「R&D Function Unit(以下、R&D FU)」の中核会社として2023年7月に事業を開始しました。私は、R&D FU全体のIT統制やAI統制の他、商事法務対応などに従事し、さらにERM(エンタープライズリスクマネジメント)の構造化を進めるなど、リスクマネジメントの仕組みを整えていきました。
目指すのは、既存のルールから逃げることではなく、組織を守るのは大前提に置いたうえで「攻めのガバナンス」を考えねばなりません。
R&D FUから、グループの次世代スタンダードを創る
我々R&D FUという組織は、常にグループ全体をアップデートしていかなければならない一方で、「グループ本体とは切り離された『出島』として、自由にやればいいのでは?」という風に考えている人もいました。私はその考え方に違和感を覚えていましたし、社員数7万人を超えるグループ全体を見渡せば、R&D FUがそう思っていなくとも、どうしてもギャップは存在するのだなと。このギャップを埋めていく必要性に駆られていました。
なぜなら、「出島」はあくまで隔離された特殊環境です。そこでどんなに成果を出しても、グループ全体への波及効果は限定的で、いつまでも「変わったことをしているグループ子会社群」で終わってしまいます。
私たちが目指すのは、パーソルグループ全体のOS(基本ソフト)を書き換えるようなイノベーションを興す存在です。イノベーションを興すためには、未知のリスクにも挑まなければなりませんので、安心して、アクセルを力強く踏み込めるブレーキ役を担っているともいえます。
グループ全体のガバナンスルールを無視するのではなく、それを深く理解した上で、「事業成長のために、このリスクはこうコントロールする」という新しい解釈と運用モデルを提示する。
私たちが成功し、その手法がグループ全体の次世代スタンダードになっていく。そうして初めて、真のイノベーションと言えるのではないでしょうか。
思考停止のルール順守を捨て、“リスクベース”で意思決定せねばなるまい
そのために必要なのが、「リスクベース」で物事や事象を捉える考え方であり、当リスクマネジメント部門で活躍するために必要な必須スキルです。単純に「ルールに書いてあるからダメ」というガバナンスは、思考停止に陥っているに他なりません。
それでは砂糖たっぷりの炭酸飲料とポテトチップスが好きな人に、ただ「健康に悪いから禁止」と言うのと同じです。つまり、人生の楽しみ(事業の果実)を奪ってどうするのか、と。
我々に必要なのは、「どうすれば健康(安全性)を維持しながら、人生(事業)を最大化できるか」を設計し、維持していく知性です。形式的なルールを守ることを目的にせず、実質的なリスクを見極め、事業を推進する部門が、ギリギリまでアクセルを踏み込めるためのロジックを組み立てる。
この知的生産活動をし続けられるPDGVのプロフェッショナルたちが、R&D FU全体のガバナンスを支えてくれています。

個人の市場価値=人生の生産性(GDP)を最大化してもらいたい
「会社に従属し続ける」という考え方も捨てなければなりません。
私は、組織のマネージャーとして、メンバー一人ひとりが自身の「市場価値・報酬・幸福度」を最大化することを望んでいます。PDGVは、グループの資本力を持ちながら、ベンチャーのようなスピード感で「攻めのガバナンス」を実践できる稀有な環境です。この場を自身のキャリアのために使い倒してください。と、メンバーの皆さんに常々伝えています。
個人の成長が組織の成果に繋がり、組織の拡大が個人のリターンになる。出島ではなく未来のスタンダードを作るプロセスを、ご自身の次なるキャリアとして、切磋琢磨してきたい方をお待ちしています。