代表が語る、パーソルイノベーションへの想い
パーソルイノベーション株式会社 代表取締役社長
Q1.
本事業の立ち上げの背景を教えてください
立ち上げの背景
パーソルグループを構成する多くの事業会社は、かつては創業者とその仲間たちが若くして事業を興した元ベンチャー/スタートアップ集団です。
時代と共に成長し、社会に新たな価値を提供してきた彼らのベンチャーマインドは、今も脈々と受け継がれています。
「PERSOL」という一つのグループとなった今、私たちはその豊富なアセットを活かして、さらなるイノベーションを創出したい、社員一人ひとりの想いや情熱を新規事業への挑戦として昇華させる場を作りたい。そうした想いから、パーソルイノベーションは誕生しました。
パーソルイノベーションとは
パーソルグループには、所属会社や役職などの垣根なく、誰でも新規事業のアイデアを提案できるプログラム新規事業開発プログラム「Drit」があります。毎年、数百人もの社員が自主的に勉強会などに参加し、アイデアを具体化し、事業化を目指しています。
パーソルイノベーションは、「Drit」の運営と、そこから生まれたアイデアを事業化するための検証を支援するインキュベーションスタジオとしての役割を担っています。
そこでは事業化検証から事業成長までをサポートするためのステージゲートを設定し、各ステージにおいて、パーソルグループだからこそ提供できる適切な支援機能を提供しています。この支援機能は内製化をし、社員の新規事業への挑戦にハンズオンで伴走するための組織として、成長してきました。
今後の展望
「Drit」を通じて生まれた数々の新規事業は、成長を続け、法人化やカーブアウト、既存事業との統合などを経て、パーソルグループにとって重要な役割を果たしています。
私たちは、今後も社員からの起案だけでなく、事業領域に狙いを定めたトップダウンでの事業開発や、外部パートナーとの協業、M&Aを通じたオープンイノベーションにも積極的に取り組んでいきます。
Q2.
会社の強みを教えてください
パーソルグループの豊富なアセットを活かした事業創出
パーソルイノベーションは、「はたらく」に関する豊富なアセットを持つパーソルグループのインキュベーション会社です。派遣や転職支援など、はたらく人に向き合い、人材市場の最前線で事業展開をしてきたノウハウやナレッジ、顧客の声に加え、グループ内のコーポレートベンチャーキャピタルを通じた先端技術やグローバルトレンド、シンクタンクによる人材市場・業界の一次情報などをフルに活用し事業シーズを探索・発掘できる環境があります。
事業化を強力に後押しする社内体制
起案者のアイデアを事業化へと導くため、マーケティング室による検証や初期顧客獲得支援、プロダクトマネジメント室による初期プロダクト開発支援、コーポレート部門によるミドルバック支援など、各専門チームが事業のステージに合わせたハンズオン支援を提供しています。さらに、外部のプロフェッショナルとの壁打ちによる事業ブラッシュアップ機会も設け、多角的な視点から事業成長を支援しています。ゼロイチをゼロヒャクにもゼロセンにもできるこの環境は大きな強みとなっています。
また社員のスキルアップを目的とした社内勉強会も定期的に開催しています。最新の技術トレンドや市場動向に関する情報共有はもちろん、近年では生成AIのグローバルトレンドや活用方法など、実践的な内容の勉強会も実施し、多くの社員が積極的に参加しています。
ベンチャーのようなスピード感と大企業の安定基盤
パーソルイノベーションは、ベンチャー企業に比肩するスピード、大手企業ならではの潤沢なリソース・アセットを最大限に活用できる環境を兼ね備えたユニークな会社です。この中で常に複数の新規事業がチームを組成し、事業創出への挑戦を続けています。